1/6 目指すべき街の幸せについて考えられる
『ミライノクラシ』では、ビジョンカード、ミッションカード、住民カードの3種類のカードを使います。それぞれのカードに、交流、利便、環境、福祉、安全、地域の6種類の幸せの要素をつけました。はじめにチームで目指したい街の将来像を表すビジョンカードを1枚選びます。なぜそのカードを選んだのかを話し合うことで、プレイヤーそれぞれが将来に望む考えを共有し、目指すべき街の幸せについてより深く考えることができます。
2/6 ビジネス視点を培える
親プレイヤーは手札のミッションカードと住民カードを1枚ずつ組み合わせて、その住民が感じる街のミッションの課題や希望をプレゼンします。それに対して子プレイヤーは、自分の手札の住民カードの住民の職業や趣味などの属性を使ってどんなお手伝いができるかをプレゼンします。プレゼンを通じて、社会課題の解決を事業とするビジネス視点を培うことができます。
3/6 利他視点を養える
子プレイヤーのプレゼンが終わったら、そのミッションをコインを投資して解決するべきかを全員で議論します。ミッションを解決すると幸せポイントを獲得できます。チームとしてはビジョンカードについている2つの幸せの要素が、個人としては手札の住民カードについている要素がそれぞれミッションカードについている要素と一致した場合、その幸せの要素を幸せポイントとして獲得できます。自分の幸せポイントの獲得だけを目指すと、チームとして目指す街のビジョンを達成できないので、そのバランスを見極めることが重要となります。
4/6 共生社会について考えられる
住民カードにはマイノリティと呼ばれる人や、ひとり親、老老介護世帯など、支援を必要とされる人たちが含まれています。また、概ね日本の現在の人口バランスを考慮した年齢構成になっています。プレイを通じて、現代社会に対してどのような課題解決ができるかを考えることができます。
5/6 実社会の議論に活かせる
プレイ前後に使う〜シートと各ターンで使うワークシートの2種類の振り返りシートを用意しています。プレイ中の議論を振り返りシートに記録しておくことで、ゲーム内の仮想の議論に留まらず、実社会の議論にそのまま活かすことができます。振り返りシートはカードを差し込める切り込み線を設けています。プレイ後に壁に貼って振り返りの際にお使いください。
6/6 地域課題の解決を自分ごとにする
街の課題や街に対する要望が書かれたミッションカードとその街に暮らす住民が書かれた住民カードは白紙のカードを用意しています。白紙カードに自分のことを記入して混ぜて使うことで、自分はこの街にどんな課題を抱えているか、自分ならどんなお手伝いができるのかを考え、「地域課題の解決は自分にも関係することだ」と感じるようになります。